DQ3から大幅に変更が加えられているFF99ですが、序盤はそれほど大きな違いはありません。
ただひとつ、「物価が大きく異なる」という点を除けば……。
改めて書くほどのことでもないのですが。
最初に王様に挨拶に行くと、せんべつとしてエルフのマント、ダガー2本、ナイフ、250ギルをもらうことができます。もともとDQ3でもらえるせんべつはたびびとのふく、こんぼう2本、ひのきのぼう、50ゴールドなので、もらえる金額は5倍になっているといえます。
ただし、ゴールドとギルの価値の違いに注意しなくてはなりません。
DQ3においては50ゴールドで買えるものを見てみましょう。これはやくそうに換算すれば6個(と余り2ゴールド)、キメラの翼ならば2個に相当します。
一方、FF99においては250ギルで買えるものは、ポーションならばちょうど5個、テレポストーンなら1個(と余り50ギル)となります。
つまり、わずかな違いですが事実上最初にもらえるお金は減っているといってよいでしょう。
また、FF99では宝箱に入っているお金の額はおおむねDQ3そのままです。つまり、DQ3でもともと100ゴールド入っていた宝箱には、FF99でも100ギル入っています。序〜中盤では宝箱から得られる収入もけっこう重要であることを考えると、これは実質的にはかなりの収入減少です。
FF99はザコ敵でもそれなりの金額を持っているため、最終的にはだいぶ金が余るバランスになっているのですが、こと序盤においては金欠はかなり切実な問題となっています。
やはりFF99においてもナイト・竜騎士・白魔道士・黒魔道士というパーティーを組むのがもっとも無難な選択でしょう。 ここで、次のような装備をそろえるためには何ギル必要か考えてみましょう。 前提として、ナイトは最初からブロードソードとエルフのマントを装備しており、王様からせんべつとしてエルフのマント、ダガー2本、ナイフ、200ギルをもらえることを考慮にいれます。
(できれば白魔道士にもレザーアーマーを買ってやりたいが、ガマンすることとする)
計5500ギル(!)。バックラー&グリーンベレー×4を後回しにするとしても1900ギル。せんべつ200ギルでは到底足りません。序盤はDQ3に比べて装備に難渋することを覚悟すべきでしょう。
当然のことながらまずは白魔道士と黒魔道士を加えましょう。
序盤を考えると金のかからないモンク、ただ中盤以降はあまり金に困らなくなるのでやはり序盤はガマンして竜騎士を使うのがいいかもしれません。
狩人は、まぁ使ってみようという人はどうぞ。
序盤はそれほど手強い敵はいません。ただレベルの低い時期だと「スライム」が一度に多数出現したときに多少苦戦するかもしれません。FFの「スライム」は手強いのです。見た目はDQのスライムと一緒(色違い)ですが。